3/12-11日目〜食について〜
どうもホーリーです。
今回はクイニョンからトゥイホアまでの移動です。
移動距離が短めの行程なので7時半頃出発。予定より少し遅れてしまった。近くのショッピングモールが開きそうだったので補給してからクイニョンを後にすることにした。
開店直後のスーパーではお惣菜コーナーにてチャーハンを作りまくっていてニンニクのいい匂いがしていたので1パック購入。近くに初日に見たベトナムの角煮があったのでそれも購入。
買ったお惣菜は店内のイートインコーナーで食べて良いらしいので頂くことにした。
これで合わせて約200円程。安い。
さてさてお味は…。
ん!美味い。
ニンニクの香りがとても食欲をそそるが、しつこくなく丁度良い。醤油を使ってあるのだろううか、日本人好みの味付けといった感じだった。薄くも濃くも無く、いくらでも食べられる味付けであった。チャーハンは出来たてだからかアツアツ。そしてこのチャーハン、パラパラであった。
角煮の方も暖かく、しっかりと味が染み付いている。日本の角煮ほど柔らかくは無いが、しっかりとした歯応えがあり噛めば噛むほど旨味が溢れてくきて、これはこれで良い。
要するに、値段の割には美味すぎるということである。ベトナムの食は美味いと聞いていたが間違いない。
もう1パック買おうか?いや、やめておこう。
食べ過ぎると走っているときにしんどいや。
全員がお惣菜コーナーに満足したところでスーパーを出ようとしたときだった。
後ろからフランスパンの山が近づいてきた。
我々はスーパーから出てすぐにレジを見た。
衝撃の光景だった。
しかしレジの人は慣れているのか手慣れた手つきでフランスパンを数え、勘定をしていた。
買った人は一旦レジを離れヘルメットを持って帰ってきた。
屋台のバイン・ミー屋の仕入れだろうか?
そもそもあれバイクに積むのか?
我々の疑問は絶えなかったが、出発が遅れていたので駐車場の戻り出発することにした。
出発してすぐくらいに長めの上り坂に遭遇した。坂道は苦手だ。やたらに足が疲れる。
なんとか坂を登りきり下りに差し掛かったところが開けていて良い景色だったので少し止まった。
良い眺めだ。
上り坂は登るときはツライが登りきると大体景色が良くなるので登りの辛さを忘れてしまう。本当に憎たらしいやつだ。
天気が良いと暑くなる代わりに景色が良くなる。ここに着いたのは10時頃だったが大分暑くなっていた。やはりこれからは距離に関わらず早朝出発しなくてはならないようだ…。
再び出発すると、しばらく海岸線で良い景色とアップダウンが続いた。
1時間半程進みガソリンスタンドで休憩することにした。
休憩し始めてすぐにリツの機嫌が悪くなった。
どうやらパンクしたらしい。確かにガソリンスタンドに入る前の道路はベトナムに来てから1番悪かった。こちらに来て初めての悪路に遭遇した。
リツが文句を言いながらパンクを修理しているとき私とタケは何も出来なかったので近くの山を見ていた。
当然だろうが 、ベトナムの山は日本の山とはどこか異なって見える。植生が違うからだろうか。標高が低いからだろうか。
走っていると様々な山を見かけるがどれも日本のものとは異なっていて違いを感じるのもまた楽しみの一つである。
リツの修理が終わり、少し休憩してから再び出発。
そういえば、こちらに来てから昼食というものはほとんど食べれていないことに気づく。
お昼の時間帯にうまくスーパーに出会えたときは食べれるが、そういう日はむしろ珍しい。
昼食とはいかないが休憩中に日本から持って来たフルグラをそのまま食べている。
疲れているときのフルグラは格別に美味しく感じる。適度な甘さとドライフルーツの酸味が絶妙なバランスで混ざっていてとても良い。カロリーが高いのでエネルギー源としても良い。
やはりフルグラはベトナムで食べても美味かった。よきかな。
1時間半に一度くらいのペースで休憩を取りながら進んでいくと、今日のホテルの最寄りのスーパーに着いた。
そうそう、各地のスーパーで買い物をしていて品揃えについて気付いたことがある。
ベトナムのスーパーは子ども用のもの、例えば子ども服や粉ミルク、おもちゃ等の品揃えが日本に比べ非常に多いのである。粉ミルクに関していえば、1番分かりやすいところにたくさんの種類のものが大量に置いてある程だ。それに対応してか、スーパーのお客さんには妊婦さんや子連れの人が非常に多い。走っているときにも日本では見かけない程の子ども達の大群に出会うこともある。ベトナムの活力の源は子ども達なのかもしれない。この活力は是非とも日本にも欲しいものである。
と、言っている間に食事や買い出しを済ませホテルに向かった。
今日予約したホテルは殆ど英語が通じない。
予約した画面を見せればなんとかなる。中々苦戦するものだが初めの方に比べればかなりスムーズになっているだろう。
部屋に着くと、タオルが二枚しか無くついでに電子ケトルも無かったので貰いに行くことにした。
フロントには我々と同じくらい年代の女性スタッフがいたのでタオル1枚と電子ケトルを貸して貰える様、身振り手振りで伝えてみた。
タオルはすぐに分かって貰えたが、電子ケトルは中々伝わらない。お箸やお皿を見せられたが電子ケトルは出てこなかった。結局、スタッフのスマホのGoogle翻訳のお世話になることになった。翻訳を見た途端スタッフは納得した様に電子ケトルを渡してくれた。
流石Google先生や…。
タオルと電子ケトルを渡され戻ろうとすると、階段でスタッフが思い出した様にこちらを見たので振り返ると「コンニチハ。」と言ってくれた。一瞬驚いたがこちらも返すと満足そうに去っていった。
なんだか言葉にするのは難しいがとても可愛らしかった。同時に日本を知って貰えていたのが嬉しかった。日本の品位を下げないよう頑張るしかない。うんうん。
そういえば私はベトナムに来てからいわゆるコミュ力なるものが成長しているような気がする。言葉では通じないので相手に分かるように表情を出すようにしたり逆に相手の表情で相手の伝えたいことを読むようにしているからだろうか。そもそもこれはコミュ力なのか…?
部屋に戻ると、部屋にバルコニーがあることが発覚していた。早速出てみる。
夕焼けが綺麗。なんだか今日も頑張って良かったと思える。明日も頑張るしかないな。
本日の走行距離112km。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございます。