HoriHoly’s blog〜ベトナム&台湾編〜

ツーリング記録やツーリング先での出来事をだらだら描きます。

3/14-13日目〜ニンニク〜

どうもホーリーです。

 

今回はニャチャンからファンランまでの移動です。

 

今回の行程は移動距離が100kmを切る予定だったのですがここはもう南部、午前中でピーク時と殆ど同じ温度まで上がるので、これからは比較的涼しい早朝に出発することに。

まぁここまでの殆どの行程が早朝出発ですが…

 

今日は5時半頃に出発。昨日の食事がとても良かったので、いつもより元気マシマシ。

アップダウンはあれどハイペースで進んでいく。やはり食事は旅にとって重要なものですね。

 

7時半頃、海岸線で開けたところに出たので少し休憩。

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うん。今日も天気が良い。暑くなりそうだ。

本格的に暑くなる前に着きたいもんだ。

 

隣ではセレブ見たいな人達が我々と同じ様に写真を撮っていた。

我々と見る景色は同じだが、見え方は違うだろう。

自転車で、自分の足でここまで来たのだ。感動もマシマシであろう。

だが目的地はここではない。一息ついたところで再び出発する。

 

今日もかなりハイペースだ。今日もやはり何度も私はちぎれてしまう。後から聞くと36,7km/h巡航を目指して飛ばしていたようだ。追いつけないぃ…。

 

10時頃スーパーに寄り軽食を摂ることにした。そういえば今日は何も食べてなかったな。

ロッテリアがあったので入店。

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値段はベトナムでは少し高めの、約350円程だったと思います。

お腹も空いていたのでポテトは一瞬で消えてしまった。しかしポテトはジョリービーの方が美味いな。日本に無いというのがとても悔やまれる。

続いてハンバーガー。よく分からなかったので1番メインそうなのを選びました。迷うことなくフタを開ける…

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なんじゃこりゃ。

しかし包み紙の中身は普通のハンバーガー。マクドで言う所のビックマックといった感じだった。空腹にこれは美味い。

 

目的地までもう40km程で、水も足りていたので食料品売り場には行かず、そのまま出発することにした。

 

そういえばベトナムのスーパーには大抵駐車場があり毎回駐車料を払う。駐車料が入らない時もある。

今日の駐車料は3,000ドン。いつもは1,000ドンくらいなので高く感じてしまったが日本円に直すと3,000ドンも約15円。毎回ながらどこにお金がかかっているのかよく分からない。

 

暑くなり始めたので素早く出発する。

スーパーから目的地周辺のスーパーまで一度休憩したがその間は殆どノンストップだった。

 

目的地周辺のスーパーにて買い出しを行う。

今までタケはどうしても牛乳を飲みたがっていたが腹を壊したくないから避けていた。だが今日は色々調べた上で飲めそうな牛乳を買っていた。ベトナムでは牛乳であろうと常温保存だ。チーズとヨーグルトは冷蔵するのに牛乳が常温保存なのは謎であった。大丈夫かは分からない。

その他にVfreshのペットボトル版のものもあり買ってみることにした。

買い出しを済ませホテルに到着すると12時半。やはり早かった。

 

牛乳をVfreshの容量で冷蔵庫に詰め込む。

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冷蔵庫のパッキングに関しては今回のツーリングでかなり技術が身に付いた様に感じる。

実際に冷やせているかは分からないがスペースは有効活用出来ているだろう。

 

全員がシャワーを浴び、少し昼寝をしたところで今日も時間があったので夕食を食べに行くことにした。

2日続けての夕食。とても充実している。

 

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始めにピザが来た。揚げニンニクの香りが鼻を刺激する。これだ。

走っている最中、何度もニンニクの香りを嗅いだがベトナムに来たからは一度も口に付けれないでいた。ニンニクを扱っていないのではなく道端に干したりその扱いが雑なのである。

私の身体はニンニクを欲している。

ピザが来た瞬間にそう感じた。

ピザに喰らいつく。

口の中に広がるのは紛れもなくあのニンニクの香りだった。久々のニンニクに思わず感動を覚えた。

ニンニク如きに大袈裟だ。そう思われる方もいるかもしれない。ただ、いつでもニンニクが道に転がっている中この2週間近く一度も食べれていなかったのだ。生殺しの様だった。何度道端のニンニクを食ってやろうかと思ったか。

我慢してよかった。この美味い店で美味いニンニクを食べることができて良かった。もしかしたらこのニンニクは道端で干しているやつかもしれないがそれは置いておこう。

 

なんだかニンニクのことばかりになってしまったが料理自体はどれも美味しかった。

どうやら外国人シェフがベトナムで始めたお店の様だった。近くはややリゾート地化していたのでそれに合わせて値段は少し高め。ただ運動後のご馳走ってのは何よりものご褒美だ。それに日本のお店よりも安いので贅沢をしてしまいがちだ。

結局、お会計すると全員で約3,000円程だった。お腹いっぱいになってこれなら安く見えてしまう。

 

ホテルに帰り明日の道を確認する。

明日はどうやら長くなりそうだ。

だがニンニクパワーで頑張れそうな気もする。

 

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本日の走行距離101km。

 

 

今回も最後まで読んで頂きありがとうございます。

3/13-12日目〜一期一会〜

どうもホーリーです。

 

今回はトゥイホアからニャチャンまでの移動です。

 

 暑くなる時間が早くなってきたので早朝出発。

出発できたのは6時頃。でも、ベトナムの朝は早い。町中では人々が既に店の準備を始めていたり、公園では集まって体操もしていた。早い。

 

1時間程進むとトンネルに入れる道があったのですが、そこだけ高速道路になっていて自転車は入れず峠を通ることに。はぁ…。

 

 峠に入り自分1人だけ置いていかれると上り坂というよりも速く登れない自分に腹が立つ。

あの時間が嫌いだ。どうして自分はこんなに遅いのか。負の感情に囚われる。

 

しかし、今日の峠はハイヴァン峠に比べれば短かった。それに時刻は7時半頃。朝の良い景色が見えるかもしれない。

 

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 素晴らしい。

なぜこんなにも美しいのか。

良い天気に恵まれたからだろうか。

辛い峠を乗り越えたからだろうか。

私には分からなかったが、先程の負の感情など無かった様に景色に魅入ってしまった。

 同じ場所に来てもこの景色に会えないだろう。

一期一会、なんと上手い言葉が世にはあるのだろう。

 

海岸線に出たのでしばらくこの美景を眺めながら自転車で坂を下る。

とても気持ちが良い。非日常という言葉がぴたりと合う。

 

そういえば今、東南アジアを観光旅行している友人にベトナムに行くならどこの都市がオススメかツーリングをしている我々の意見を聞きたい、と連絡があった。

だが私は具体的な都市というよりも、都市と都市の間の名前もないような景色が好きだ。

だがそういった景色は自転車で移動している中でたまたま出会ったからこそ美しく綺麗に見えるのかもしれない。

 

いろいろ考えている内に目の前の道路を横断しようとしている影が見え、ブレーキを握った。

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 牛障害だ。

初日からちょこちょこ目撃はしていたがカメラに収めることは出来ていなかった。

このタイミングで取れたのは運が良いな。

 

牛も渡りきり、再び進む。

ある程度進んだところでガソリンスタンドに寄る。

目的地までの距離を確認すると50km程。

え?まだ10時…

もしかしたら今回は初の午前中着になるかもしれない。全員が気合を入れる。急ぐ理由もないというのに。

休憩中はVfreshの新しい味をぜひとも飲もうじゃないか。

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 値段は50%オレンジと同じくらい。私が日本では見たことがない、謎フルーツ味である。

おそるおそる口に含む。

ん?なんだこの味は?

日本では珍しい甘さである。近いもの挙げるなら、トロピカルジュースみたいなものに含まれている何か、としか言えない。

不思議な味だが不味くはない。よかった…。

しかし私の中ではリンゴに勝ることはできなかった。やはりVfreshはリンゴですよ。

 

休憩も終わり出発する。

さっきの気合からか巡航速度がとても速くなっている。向かい風の中であろうと関係は無かった。

私は何度かちぎれてしまったが、追いつく度に高速巡航が始まる。平地ながらキツめの移動を繰り返すと、もう目的地周辺であった。

時計を見ると11:50だった。向かい風にしては速かった、と私は思った。

 

スーパーで買い出しと昼食を摂り、ホテルに向かう。

 

全員がシャワーを浴び、すっきりしたところで私とタケは少し早かったが寝る準備をしていた。リツは近くのベトナム料理のお店に行こうと提案していた。私は疲れていたのであまり乗り気ではなかったが、せっかくなので全員で行くことになった。

 

ホテルからは歩いて10分もしないくらいの場所だった。建物の屋上を改装してお店をしている様だった。少し狭い階段を登る。

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 Lantersというお店らしいです。

とてもオシャレで自転車に乗る格好で来た我々は場違いかと思いましたが、ラフな格好の観光客も多く安心しました。

 我々が入店したのは5時過ぎ頃でしたがまだお客さんも少なく、注文もしやすかったです。

訪れる予定のある方は是非ご参考までに。

 

注文をするとスタッフがフォークとナイフを並べてくれたので、私も姿勢を正す。

そういえば、こういうきちんとした所で夕食を摂るのは久しぶりな気がする。

夕食はいつも、ファストフードやカップ麺を食べるかそもそも食べないといった感じでいつも適当にしていることが多かった。

久々の夕食にワクワクしながらも先に来たドリンクで南部に到達したことに我々は乾杯した。目的地はもう遠くない。

 

少しすると料理が運ばれてきた。

違うスタッフが料理に合わせてフォークとナイフからスプーンとお箸に変えてくれた。とても気が回るスタッフだなぁ。

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 私はベトナムカレーというものを注文した。とても良い匂い。またしてもジャポニカ米。安心である。

スプーンで一口…。

バターとココナッツの香りが口いっぱいに広がる。

美味い。カレーというよりもシチューか、そんなことを思った瞬間、程よい辛さが現れる。やはりカレーだった。

それにしてもこのカレー、美味い。

トロトロのカレーはアツアツのご飯によく絡みスプーンを動かす手が止まらない。

ニンジンやジャガイモといった具にもカレーの味が染みていてこれまた美味い。

 

間違いなくベトナムに来てから1番美味いと感じた。それは今日の高速巡航を乗り切ったからだろうか、それとも今日までしっかりと距離を積み重ねて頑張ったからだろうか。

 

6時頃になり、急にお客さんが増えて来た。

我々は二杯目のドリンクと一品物を注文したかったが、中々難しい状況になってきた。

メニューを貰うため私が手を挙げたとき1人のスタッフがこちらに向かってくれた。

さっきの気の回るスタッフだった。

そういえばこのスタッフ、服装が他の方と違う。お手伝いさんだろうか、我々と同じか少し下くらいの年代の女の子の様に見える。

 メニューを見せてください、と英語で言ったつもりだったが伝わっていない。私があれこれ思案し言ってみても伝わらなかった。勉強不足か…。

困惑してしまった私を見て、そのスタッフは他のスタッフを連れてきてくれた。新しく来たスタッフに最初の言い方で言ってみた。するとすぐにメニューを持ってきてくれた。新しく来たスタッフはベトナム語でさっきのスタッフに色々伝えているように見えた。

どうやらさっきのスタッフは英語を勉強中らしい。

そう考えると私が話していたとき、私の目を見てリピートしながら私に耳を向けていた様にも思える。

 

ドリンクとベトナム風のエビフライを注文した後、しばらくそのスタッフを目で少し追いかける。

 他のテーブルでも聞き取りに何度も苦戦し、その度に他のスタッフに助けてもらっていた。

少し時間が空くと我々からは丸見えの控え室の様なところで何かを必死に書いているように見えた。

気が付けば、何度も苦手であろうことに取り組んでいるその姿を自然と目で追っている。あの真剣な眼差しに心奪われてしまったのだろうか。

私はふと自分に置き換えてみた。

私はあんなに真摯に学ぶことに向き合えているだろうか。苦手なことから逃げていないだろうか。

私は何か大切なことを忘れていた気がする。

諦めずに真摯に取り組む。

言葉にするとそれまでだが、だからこそ忘れがちである。

 

帰国してからはより一層学びに真摯に取り組もう、そう思ったところで我々のグラスと皿が空いたのでお会計することにした。全員分で約3,200円程、たまには贅沢もいいだろう。うんうん。

 

旅の記念にあの娘と写真でも撮ってもらおうか。

いや思い出は自分の胸に留めておこう。

それにきっとあの娘のあの眼差しは写真には映らないだろう。

 

我々は店を後にしホテルに向かった。明日の行程が短いからと言って少しゆっくりし過ぎたかな。それでも凄く元気を貰えた気がする。明日からもまたペダルを回すぞー。

 

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 本日の走行距離130km。

 

 

今回も最後まで読んで頂きありがとうございます。

 

3/12-11日目〜食について〜

どうもホーリーです。

 

今回はクイニョンからトゥイホアまでの移動です。

 

移動距離が短めの行程なので7時半頃出発。予定より少し遅れてしまった。近くのショッピングモールが開きそうだったので補給してからクイニョンを後にすることにした。

 

開店直後のスーパーではお惣菜コーナーにてチャーハンを作りまくっていてニンニクのいい匂いがしていたので1パック購入。近くに初日に見たベトナムの角煮があったのでそれも購入。

買ったお惣菜は店内のイートインコーナーで食べて良いらしいので頂くことにした。

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これで合わせて約200円程。安い。

さてさてお味は…。

ん!美味い。

ニンニクの香りがとても食欲をそそるが、しつこくなく丁度良い。醤油を使ってあるのだろううか、日本人好みの味付けといった感じだった。薄くも濃くも無く、いくらでも食べられる味付けであった。チャーハンは出来たてだからかアツアツ。そしてこのチャーハン、パラパラであった。

 角煮の方も暖かく、しっかりと味が染み付いている。日本の角煮ほど柔らかくは無いが、しっかりとした歯応えがあり噛めば噛むほど旨味が溢れてくきて、これはこれで良い。

要するに、値段の割には美味すぎるということである。ベトナムの食は美味いと聞いていたが間違いない。

 

もう1パック買おうか?いや、やめておこう。

食べ過ぎると走っているときにしんどいや。

 

全員がお惣菜コーナーに満足したところでスーパーを出ようとしたときだった。

後ろからフランスパンの山が近づいてきた。

我々はスーパーから出てすぐにレジを見た。

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衝撃の光景だった。

しかしレジの人は慣れているのか手慣れた手つきでフランスパンを数え、勘定をしていた。

買った人は一旦レジを離れヘルメットを持って帰ってきた。

屋台のバイン・ミー屋の仕入れだろうか?

そもそもあれバイクに積むのか?

我々の疑問は絶えなかったが、出発が遅れていたので駐車場の戻り出発することにした。

 

出発してすぐくらいに長めの上り坂に遭遇した。坂道は苦手だ。やたらに足が疲れる。

 

なんとか坂を登りきり下りに差し掛かったところが開けていて良い景色だったので少し止まった。

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良い眺めだ。

上り坂は登るときはツライが登りきると大体景色が良くなるので登りの辛さを忘れてしまう。本当に憎たらしいやつだ。

天気が良いと暑くなる代わりに景色が良くなる。ここに着いたのは10時頃だったが大分暑くなっていた。やはりこれからは距離に関わらず早朝出発しなくてはならないようだ…。

 

 再び出発すると、しばらく海岸線で良い景色とアップダウンが続いた。

 

1時間半程進みガソリンスタンドで休憩することにした。

休憩し始めてすぐにリツの機嫌が悪くなった。

どうやらパンクしたらしい。確かにガソリンスタンドに入る前の道路はベトナムに来てから1番悪かった。こちらに来て初めての悪路に遭遇した。

リツが文句を言いながらパンクを修理しているとき私とタケは何も出来なかったので近くの山を見ていた。

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当然だろうが 、ベトナムの山は日本の山とはどこか異なって見える。植生が違うからだろうか。標高が低いからだろうか。

走っていると様々な山を見かけるがどれも日本のものとは異なっていて違いを感じるのもまた楽しみの一つである。

 

リツの修理が終わり、少し休憩してから再び出発。

 

そういえば、こちらに来てから昼食というものはほとんど食べれていないことに気づく。

お昼の時間帯にうまくスーパーに出会えたときは食べれるが、そういう日はむしろ珍しい。

昼食とはいかないが休憩中に日本から持って来たフルグラをそのまま食べている。

疲れているときのフルグラは格別に美味しく感じる。適度な甘さとドライフルーツの酸味が絶妙なバランスで混ざっていてとても良い。カロリーが高いのでエネルギー源としても良い。

やはりフルグラはベトナムで食べても美味かった。よきかな。

 

1時間半に一度くらいのペースで休憩を取りながら進んでいくと、今日のホテルの最寄りのスーパーに着いた。

 

そうそう、各地のスーパーで買い物をしていて品揃えについて気付いたことがある。

ベトナムのスーパーは子ども用のもの、例えば子ども服や粉ミルク、おもちゃ等の品揃えが日本に比べ非常に多いのである。粉ミルクに関していえば、1番分かりやすいところにたくさんの種類のものが大量に置いてある程だ。それに対応してか、スーパーのお客さんには妊婦さんや子連れの人が非常に多い。走っているときにも日本では見かけない程の子ども達の大群に出会うこともある。ベトナムの活力の源は子ども達なのかもしれない。この活力は是非とも日本にも欲しいものである。

 

と、言っている間に食事や買い出しを済ませホテルに向かった。

 

今日予約したホテルは殆ど英語が通じない。

予約した画面を見せればなんとかなる。中々苦戦するものだが初めの方に比べればかなりスムーズになっているだろう。

部屋に着くと、タオルが二枚しか無くついでに電子ケトルも無かったので貰いに行くことにした。

フロントには我々と同じくらい年代の女性スタッフがいたのでタオル1枚と電子ケトルを貸して貰える様、身振り手振りで伝えてみた。

タオルはすぐに分かって貰えたが、電子ケトルは中々伝わらない。お箸やお皿を見せられたが電子ケトルは出てこなかった。結局、スタッフのスマホGoogle翻訳のお世話になることになった。翻訳を見た途端スタッフは納得した様に電子ケトルを渡してくれた。

流石Google先生や…。

タオルと電子ケトルを渡され戻ろうとすると、階段でスタッフが思い出した様にこちらを見たので振り返ると「コンニチハ。」と言ってくれた。一瞬驚いたがこちらも返すと満足そうに去っていった。

なんだか言葉にするのは難しいがとても可愛らしかった。同時に日本を知って貰えていたのが嬉しかった。日本の品位を下げないよう頑張るしかない。うんうん。

 

そういえば私はベトナムに来てからいわゆるコミュ力なるものが成長しているような気がする。言葉では通じないので相手に分かるように表情を出すようにしたり逆に相手の表情で相手の伝えたいことを読むようにしているからだろうか。そもそもこれはコミュ力なのか…?

 

 部屋に戻ると、部屋にバルコニーがあることが発覚していた。早速出てみる。

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 夕焼けが綺麗。なんだか今日も頑張って良かったと思える。明日も頑張るしかないな。

 

 

 

本日の走行距離112km。

 

 

今回も最後まで読んで頂きありがとうございます。

3/11-10日目〜定まる形と化す〜

どうもホーリーです。

 

今回はクァンガイからクイニョンまでの移動です。

 

計画通りに進めば今日を越えれば170km超の長距離移動はベトナム縦断においては無い。

気合いを入れて4時半起き、そして早朝出発である。

今日も5時半には出発できた。

やはり朝は走りやすいや。

そういえば最初の方の早朝出発と変わったところがある。気温だ。

ベトナムといえども北部の方は早朝では肌寒く感じられた。今は南部に差し掛かった中部。早朝でも肌寒いということは無く、むしろ一番過ごしやすい気温かもしれない。

 

少し進み分岐に差し掛かり道を確認する。

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夕焼けみたいですが朝焼けです。

こういう景色に巡り会えるのも早朝出発の利点の一つだ。眠気も覚めていい感じ。

 

予定通り、補給をするためにスーパーに到着。

しかし、余りにも早く着きすぎて店が開いていない。しかし、ここを過ぎるとスーパーは目的地周辺まで無い…

どうしようかと3人で考えているとスーパーの中からおっちゃんが出てきて、入っていいよみたいなジェスチャーをしてくれた。

開店の40分前である。しかし、電気の灯いていない店内には明らかに店員でない数人の現地の人がいて買い物をしているように見えた。どうやらこれも日常茶飯事であるようだ。日本ではあり得ないがこれはありがたい。

 

朝ご飯は食べてなかったので、スーパーのお惣菜コーナーの食べ物を食べて見ることにした。

チキン入りのごはん。なんと75円お財布にも、よき。即購入。味が楽しみだ。

他にも飲み物や缶詰を買い、お会計を済ませる。かなりゆっくり買い物をしていたつもりだったがお会計が済んだ時間も開店前の時間帯だった。

買った食べ物を駐車場にあった従業員が休むところを借り、朝食を食べることにした。

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全部で350円くらいだったと思います。

こっちに来てから初めてモンスターを見たのでつい買ってしまった。味付けの違いは私には分からなかったが、微妙な違いはあるのだろう。

メインディッシュであるこのご飯が美味い。安いにもかかわらずジャポニカ米である。お米売り場では堂々と日本語で'こしひかり'と書かれているものが売られている。しかも日本語で'日本で採れた種籾を使用してベトナムで育てた。'と書かれている。多分現地の人にこの日本語表記は必要なのか疑問ではあるが、我々のような日本から来た者にとってはありがたい。

そういえば最後に米を食べたのは1週間前か、お米を食べたときに若干の感動を覚えた。

やはり日本人には米が必要なのだろうか。

ちなみに朝食はパン派です。はい。

 

 朝食を済ませ足早にスーパーを後にする。

陽も上がりつつある。今日は天気がいい。暑くなりそうだ。

 

2時間ほど進み我々は違和感を感じ近くのガソリンスタンドで休憩することにした。

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暑い。

だがおかしい、まだ9時半だ。

だが感覚的には北部の方のお昼くらいだ。

予想外の方向から自分達が進んで来ているということを知ることとなった。

早朝出発しておいて良かった。暑さが身に染みる。これからは距離に関わらず早朝出発だろうな…

 

しっかり休憩を取り出発する。これからは小まめに休憩をとるようにしよう。

 

そういえば最初の方は探り探りだった我々のツーリングもかなり定型化されて来たように感じる。いつの間にか楽に安く収まるやり方が板についたのだろうか。

早朝出発しスーパーがあれば寄って補給。又、休暇場所はどんな地域でも座る余裕があり冷たい飲み物が買えることもあるガソリンスタンド。そしてホテルに行く前には最寄りのスーパーでジョリービーに寄り食事を摂り補給をしホテルに向かう。

大まかにはこんな感じだろうか。しかしやり方は同じでも通るところによって景色は変わったりアップダウンがあったりで全く同じ日になったことはない。だから毎日が刺激的だ。身体は疲れるが心はきっと楽しんでいるだろう。多分。

 

とは言いつつもベトナムにいては得られぬもある。我々の帰国したい欲求が日に日に大きくなっているのを日々の会話の中に見出す。

「ああ、二郎食いてぇ。マシてぇ。」

「北極ラーメン食いてぇ。」

「寿司食べたい。」

それらが簡単に得られない状況になるとこんなにも体が欲するとは考えもしなかった。きっと本当に大切なものは近くにあるとはこういうことだ。

これが中毒というものなのだろうか。おそろしや。

 

そんな儚い願いを唱えながら我々は今日も目的地にたどり着くことが出来た。

なんだか文字にするととても短く表せているがこの日は本当に長く感じた。

 

ホテルに着く。ホテルに着いた時の安心感。これもまた定型化されても変わらない感覚だ。本当に心の底から良かったと思うことができる。

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 シャワーを浴びた後、ホテルの窓から見えた景色だ。オーシャンビューだったのか。気づかなかった。

 

これでようやく山場は越えた。

明日からは今日以上の行程は無い…はずだ。

よくやったぞ、我々。確実に目標には近づいている。

 

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本日の走行距離171km。

 

 

今回も最後まで読んで頂きありがとうございます。

 

3/10-9日目〜思わぬ停滞〜

どうもホーリーです。

 

今回はクァンガイからクイニョンまでの移動…のはずでしたが、

やはり天気が良くなさそうだ。

全員一度5時に起き、リーダーから停滞が告げられると二度寝をすることになった。

 

再び全員が起きたのは8時頃、せっかく停滞したならということでホテルの朝食を食べることにした。

 

朝食を食べるところはレストランというよりも家庭的な食卓という感じで落ち着いて食べることができそうだ。

 

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照明が変な色だったので変な色に見えてしまうが、とても美味しい目玉焼きだった。

これに加え焼きたてのトーストと輪切りのキュウリとトマトがあったので挟んで食べてみた。

美味いなぁ。

そういえばこっちに来てから新鮮な野菜を食べたのは初めてかもしれない。

生ものはどれが大丈夫か分からないので手を付けていなかった。帰国したら新鮮な野菜をバリバリ頂きたいもんです。

 

我々より先には外国人夫婦がいてお食事を楽しんでいた。「Good morning!」と声を掛けられたのでこちらも返す。英語圏の人かな。

そして、その夫婦と同じ食卓に着き少し会話をしてみた。カナダからやってきて鉄道で旅をしているそうだ。我々が自転車で縦断していることを告げると驚いている様だった。

少し話していて思ったがこのご夫婦、夫婦同士で話すときはいつものペースなんだろうが早口で話すのに対し、我々に話すときにはゆっくりとはっきり話してくれる。いい人そうだ。

それにこのご夫婦はとても仲が良いように見えた。お食事をしているときも、食べ終わった後一緒に散歩している様子もとても仲睦まじい。理想の夫婦像といった感じだろうか。

大体5,60代のお二人だったがとてもエネルギッシュでこちらが元気を貰う形になってしまった。

 

食事後、我々は部屋に戻りタケとリツは少しメンテナンスをするといって外に行ってしまった。

私は部屋に1人残った。

そういえば完全に1人になるのもいつ振りだろうか。もしこのツーリングがなかったら大学の近くのマンションで1人でダラダラしていたのだろうか。それとも帰省して実家でダラダラしていたのだろうか。

どっちにしろ今忙しいのは2人のおかげだな。ありがたいもんだ。

 

 そんな感じでダラダラ時間が過ぎていった。

どういう経緯か分からないがタケは地元の子ども達とサッカーして英雄扱いされていたそうだ。一体何があった…

 

昼が過ぎ、今日進めそうだったなという話になったが、ベトナムの朝食を食べたりカナダの夫婦と話せたりしたので有意義な日であったと思う。ホーチミンで過ごすはずだった予備日がここで過ごすことになったが私はむしろここでのんびり過ごすことになって良かったと思う。

 

 まぁ後半戦明日からしっかり頑張ることとしよう。

 

短くなってしまいましたが、最後まで読んで頂きありがとうございます。

 

 

3/9-8日目〜パラダイス・ロス〜

どうもホーリーです。

 

今回はダナンからクアンガイまでの移動です。

 

休み明けだったので身体は元気元気。

 

しかし、心は何故か緩んでいる。

感覚的には三連休後の月曜日、といった所だろうか。

 

だが、何日も連泊する訳にはいかない。

飛行機のチケットはもうある。

その日に間に合わなければ我々は帰れない。

 

気合を入れ直し布団から這い出る。

時間は午前4時半。予定通り。

 

出発前にブレーキの調整をいつもよりやった。

中々上手くいかず、結局出発出来たのは6時半。

まだまだ勉強不足でした…

 

 そういえば今日は早朝出発の割には湿度が低くて走りやすい。いつもは全身びちゃびちゃになるくらい濡れていたので普通に走れる方が驚きだった。

 

低温、低湿、低交通量。条件は揃った。

そうである。高速巡航である。

 おまけに追い風に曇天だ。

巡航速度が上がる上がる。

 風の力は偉大だ。

タケに自分が先頭を牽いてるときの自分のアベレージを聞いてみたが30km/hを超えていたみたいだ。私はそんなに普段は出せない。

 

12時頃に一度ガソリンスタンドで休憩をする。

なんともう110kmも進んでいた。午前中で100km超えたのは初めてですね。

長いと思った行程もこれで大分楽だ。

ガソリンスタンドでゆっくりと休む。

思い出した。Vfreshのオレンジをまだ飲んでいなかった。嗜もうではないか。

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オレンジは何故か50%と100%が存在し、100%はこの前タケにもらったので50%に挑戦。

 

実食。

うんうん。美味い。

味の濃さは100%に劣るものの爽やかな香りは変わらずにすっきりとした後味は寧ろ50%の方が運動後には適しているのではないか?

50%と言えど侮れない。恐ろしい子だ。

だが私の中ではリンゴに勝ることはできない。

いや、そもそもオレンジとリンゴに優劣をつけるのがナンセンスだな。みんな違ってみんな良い。これでいこう。

 

しっかり休み、ゆっくり行くのかと思えばタケはまたかなり高速で進みだした。

彼曰く、雨が酷くならない内に着きたい、とのこと。確かにそうだな。さっきからパラついたり、止んだり変な感じだ。元気のある内にホテルに行きたいもんだ。

 

高速で進んでいると、

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日本ではありえないくらいの過積載のバイクに遭遇。なんだこら。

どんな厳ついおっちゃんが操縦してるのかと前を見てみると普通のおっちゃんでした。

 

ガソリンスタンドで一旦休憩すると観光バスの一行も休憩していた。何故か荷物が周辺に散乱している。

が、散乱している荷物をそのままに観光バスは行ってしまった。

その後散乱した荷物をこれまたバイクに過積載しバスの方向へ走るおばちゃんがいた。その時におばちゃんだけでは当たり前ながら荷物が詰めないので我々がお手伝いしました。ベトナムの人は優しいのでこちらも優しく。ね?

さっきの過積載おっちゃんも一緒にお手伝いをしていて少し交流しましたが良い人でした。

 

おばちゃんが何回か往復した後、我々も出発することにしました。

 

ホテルの近くのスーパーに到着。

昼食兼夕食を頂くことに。

スーパーはおなじみのco.opmart。

食べるところはジョリービー。

なんだか定型化しつつあるなぁ。

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今日はミートソーススパゲティを注文。

美味い。濃厚なミートソースに溶けたチーズが絡み中々美味しゅうございました。

150円でこのクオリティは凄いや。

 

スーパーで買い出しし、ホテルに到着。

時間は15:30。速い。

今日のホテルはちょっと良さげらしいが…?

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広い。キレイ。その言葉に尽きる。

本当に我々が泊まっていいのだろうか…

 

トイレのドアを開けても、

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 なんじゃこら。なんだか住む世界が違うな。

まぁ良き。日本ではこんなとこ絶対泊まれないので今の内にしっかり堪能しておこう。うんうん。それがいい、そうしよう。

 

明日の予報を見ると雨…。

しかし明日は国道1号線を真っ直ぐいくと180kmを超える…。

 どうするかは明日になってから決めようということになり、とりあえず寝ることになった。

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本日の走行距離165km。

そういえば今日で距離的には折り返しみたいだ。後半も上手いこといきますように…。

 

今回も最後まで読んで頂きありがとうございます。

3/8-7日目〜楽園と言われる場所〜

どうもホーリーです。

 

今日はダナンでの連泊日です。まぁ休養ですね。計画通り。

 

 

全員が揃って起きたのは9時半頃でした。

昨日の内容が濃すぎてぐっすりと眠ってしまいました。

 

昼食はダナンにある、お手頃な寿司屋に行くことになり自転車に乗りました。

 

 

が、そこに着くと予約で満席らしく待つことも許してもらえませんでした。

 

仕方がないので隣にあったthe coffee houseという小洒落たコーヒー屋さんに行くことになりました。

 

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中々綺麗。

私はそこでコーヒーと抹茶ケーキとクロワッサンを注文。全部で約500円。まぁ連泊日くらいは贅沢しようじゃないか。

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私はホットコーヒーを頼んだのですが何故かアイスコーヒーが来ました。うーん。まぁいっか。

 

コーヒーはブラックで頂きましたが、とても濃くて苦い。私は苦いコーヒーが好きなのでとても満足。

クロワッサンは直前にトースターで焼いたのかサクサクでした。表面はバターが香りとても良く中からはフレンチトーストのソース(?)が出てきてとても甘く美味しかったです。

問題は抹茶ケーキ。問題といっても大したものではありませんが。この抹茶、日本の抹茶とは少し違う。店員さんも「マッチャ。」と言ったので抹茶には違いないのだが。日本の抹茶に比べるとかなり甘さが目立つ。これはこれで美味しかったのだが抹茶かどうかと言われると、うーん。

 

そんな感じで1時間程そこでのんびりした後、せっかくダナンに来たならビーチに行こうじゃないか、ということになりビーチに向かった。

 

 

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オゥ…。

確かに外に出たときから天気は良くなかったが、海はそれ以上に荒れまくっていた。

せっかくダナンで連泊したのに…

まぁ海に入れなくてもいいじゃないか、と言わんばかりに我々は観光客の殆どいない貸切の様なビーチを走りまわった。

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楽しかったので良し。

 

そのままホテルに戻り一息ついた。

 

まだ夜まで時間もあり、ホテルの下には水の出るホースもあったのでホテルの人に頼んで洗車させてもらった。

約1週間ぶりに自転車は綺麗になった。

チェーンオイル等は持ち込めなかったのでチェーン付近は洗わない様、気を付けた。でもしっかり洗ってチェーンオイルを差したいや。

 

自転車のメンテナンスも終わり、今日は早めに寝ることにした。

 

ビーチリゾートを完全に満喫することは出来なかったが、久しぶりにゆっくり出来た気がする。疲れもマシにはなっただろう。

 

 

よし、明日から気合を入れ直し頑張ります。

 

 

 今回も最後まで読んで頂きありがとうございます。