3/2-1日目〜ベトナムの洗礼〜
どうもホーリーです。
今回はハノイからタンホアまでの移動です。
ハノイの市街地を避けて通ることが出来なさそうなので混雑するよりも先に市街地を抜けようということになり5時に出発することになりました。
なんとか全員4時半までに起きることができ、予定通りにホテルを出ることが出来ました。
が、外に出ると地面が濡れており霧雨のような雨が降っていました。おいおい初日だぜ?
自転車を漕ぐと泥水が体中にかかりまくりヤル気がかなり持っていかれました。
それはそうと道路を見て見るとバイク社会と聞いていましたが早朝の空港付近には車しかいませんでした。
あれっ、これもしかしてイージー?
そんなことを考えながら進んでいると日の出共にどこからかバイクが湧いてきて
囲まれてしまいました。
ベトナムの朝は想像よりも早く急に訪れました。
ベトナムには市街地に最低限の信号があるだけで小さな交差点(といっても日本では必ず信号と標識があるレベル)では自分達で勝手に流れを作るといった感じでした。
ってかクラクション鳴らし過ぎやろ
ってくらい街中はクラクションが鳴り響き耳がアカンくなり始めてきました。
日本とは比べ物にならないくらいバイクも車もクラクションを鳴らしまくっていますが日本のそれとは少し意味合いが異なる様に感じました。
日本でのクラクションは「危ないんねん、オラ!」くらいの殺気が込められていますが、
ベトナムでのクラクションは「後ろから失礼するで。」くらいの感覚で鳴らされているように感じます。
まぁ朝の通勤ラッシュとクラクションに揉まれながらなんとか市街地から脱出し朝食もまだだったので近くの食堂にふらっと寄りフォーなるものを3つ注文しました。
衛生環境が酷く、ハエが飛び回る中かなり警戒しながら食べましたが中々美味い。
おそらく米粉でできた麺は鍋で茹でっぱなしだったのでとてもふにゃふにゃになっていましたがそれでも牛肉の旨味の染み出たスープといくつかの香草の組み合わせがとてもマッチしていてとても良かった。
私は瓶詰めのコカコーラ他の2人はレッドブルを頼み、味比べをしてみました。もちろん常温保存である。
コーラはあまり違いが無く常温なので炭酸が弱かった程度だったが、レッドブルはかなり栄養ドリンク感ゴリ押しな味で炭酸はそもそもなかった。
さてさてお会計お会計と行きたいところだったが、ベトナムは観光地以外では英語も通じないと聞いていたのでなんとか身振り手振りで伝えるように頑張ったがダメだった。これが言葉の壁ってやつですか…
結局、店員さんに支払う数の紙幣をレジから出してもらいなんとかなった。
フォー3つとコーラとレッドブル2つで80,000ドン?(約400円)だった。しかし壁のメニューを見るとフォー1つあたり35,000ドン…ん?まぁいっか安くなってるし。
食堂を出発する頃には雨はほとんど降ってはいなかった。だが湿度は相変わらず高いので、不快度も高い。
と進んでいるとリツが急にもがき出し、止まって確認してみるとどうやら両足を同時につってしまったらしい。
路肩で止まっている我々を見て現地のおっちゃんが心配して出て来てくれた。相変わらず言葉が分からない。
おじさんに手を振って、なんとか出走はできたが、つりやすくなってしまったのかその後も30kmごとにつっては悶えていた。
そんなこんなで進んでいると、我々の水も尽きてきて丁度スーパーのようなものを見つけたので少し寄ってみることにした。
スーパーに入店しようとすると警備員のおっちゃんに止められ何かと思うと、荷物をロビーに預けろみたいな手振りをしてくれた。
なるほど、ここでは鞄はもちこめないのか。
鞄と何故だかヘルメットもロビーに預け、いよいよ入店した。
店内を色々撮ろうとしたが止められました。
ごめんなさい。
買ったものを代表して2つご紹介。
オレオ。
味はほとんど変わらず美味い。約100円程です。変な物が多くある中に知ってるものが置いてあるとすごく安心しました。はい。
Da☆sa☆ni。
所謂いろはすですね。独特な響きとリズム感で一度聞くと忘れらないですね。こちらでは水道水が飲めないので、こいつにはしばらくお世話になりそうだ。1.5Lで約35円くらい。
荷物を受け取り駐車場で休憩した後、出発しようとしたところリツが後輪パンクしていることに気づき、チューブ交換もすることに。結局スーパーには1時間近く滞在しました。
12時頃に出発し進んでいると1時間後にリツが急に止まり、またつったのかと思っていたらパンクした、と一言呟いた。その後チューブ交換をし出発したがまた1時間後にパンクした。
災難としか言えなかった。
次はタイヤとチューブを交換出発した。
その日はそれ以上パンクすることは無かった。
いやー良かった良かった。
進んでいると16時くらいになり目的地まで大体26km程だが日没は18時頃。んー、間に合うか?でも腹が減った。
結局飯を食べることになり、近くの食堂に寄った。なんか店でお手伝いをしている女の子の元気がやたら良い。そこではクアンコム・ビンザンなるものが食べられるらしい。
お腹が減っていたこともあるが食卓に並んだ瞬間からいい匂いがしていた。
美味い 。色々なお惣菜が入っていましたが全部美味い。そしてコーラがキンキンに冷えている。美味い。例えば豚の角煮みたいなものは見た目よりも柔らかくしっかりと味がついていて、肉団子みたいなものはタレが濃厚で味わい深く肉団子自体にも下味がついていた。
まあ要するにここのご飯は美味かった。
ここで今日泊まるホテルを予約し、出発したが気付けば17時…
マズい…
そこから全速力で回そうとしたがリツはつりやすくなっていることもあり、ゆっくり行くことにした。
辺りはどんどん暗くなり、次第に気持ちが焦ってくる。ああ良くない良くない。
なんとかホテルに辿り着いたときには19:30くらいで外は真っ暗だった。
ホテルのスタッフは英語が話せるようだが、こちらの言いたいことが伝わっていない。自転車を部屋に持ち込むのはダメらしい。でも外に駐車しておくのは怖い…
なんとか交渉した末にスタッフの詰所に入れて貰えることになった。
本当にありがとうございます。
ホテルの部屋に入れた時の安心感はなんともいい表せなかった。ただ、辿り着けて良かった…
そんなこんなで長い長い初日が終わりました。
本日の走行距離185km。
とても長文になってしまいましたが最後まで読んで頂きありがとうございます。